ワクチン講習会(1回目のワクチン接種もようやく完了)
こんばんは仲井です。
先日の土曜日に神戸市医師会館にてワクチン接種に関わる講習会(ワクチンの1回目の接種も受けました)を受けてきました。
ニュースでご存知の方のいらっしゃると思いますが神戸市は全国に先駆けて歯科医師が新型コロナワクチンを市民のみなさんに打つことになりました。
打ちに行くかもしれないことは知っていましたが市長さんが発表されたニュースは僕は知らずに患者さんから先生そうらしいねってたくさんの方に言われ、みなさん関心あるんだな〜っと。
神戸の医療体制は本当に逼迫しています。
普通なら入院という方がかなりの数自宅療養。。。
助けることができる命が助からない可能性がある状況です。
この状況を打破するためには一刻も早くワクチンの接種を進めたい、と神戸市は説明していました。
僕は神戸市の休日診療所に出務している関係で灘区歯科医師会からお声がかかりました。
出てくれるか?と。
・・・。
休日診療所も数年前からや出務しているのですがコロナが蔓延し始めた頃に同じように聞かれました。
出務を続けてくれますか?と。
・・・。
これは恥ずかしながらやります!!!と、一瞬で決断はできませんでした。
神戸の危機なのでやります!!!っと二つ返事で受けるのが医療に携わる者の使命なのかなとも思いますが家族のことや自分の院(患者さん、スタッフ、業者さん)のことがやはり頭によぎりました。
わざわざ感染のリスクの高いところに行くのは・・・。
もし出務時にかかってしまったらどうしよう・・・。
ただ僕が断ると別の先生に声がかかるわけで。
誰かが行かないといけないわけなんです。
灘区からは20名弱の先生方が今回のワクチン接種に参加されるようですが、おそらく声がかかった先生方はほとんど断らずに参加を決められたのではないでしょうか。
灘区歯科医師会って結構熱い先生が多いんですよ。
患者さん方にはあまり認知されていないと思われる灘区歯科医師会、僕は結構愛着を持っています。
というわけで色々と考えはしたのですが出務を引き受けました。
必要とされているならやるしかないでしょ!!!
爺さんになった時に孫にコロナの時は爺ちゃんがワクチン打ちに行ったんやぞと昔話をしてやろうと思います。
講習会では神戸の現状を説明していただいたりワクチンの接種の仕方などみっちり2時間講習を受けてその後生理食塩水を用いた注射の実習を経て隣に座った他区の先生と互いに本物のワクチンを打ち合いました。
実際には僕たち歯科医師は毎日打つ部位は違えどかなりの本数麻酔のための注射をしていますので注射をするということに関してはあまり抵抗はなかったです。
歯やほっぺた、舌がある狭い口の中に打つのと比べて腕はなんの邪魔もないので解剖学的なことをしっかりと頭に入れておけば手技に関してそんなに問題はないと思います。
テレビで歯医者が打って何かあったら歯医者は対応できるのか???みたいな街頭インタビューを見ましたが実際に会場では接種後に副反応が起きた場合に備えて救急対応の医師が数名配置されていますのでご心配なく。
ちなみにほとんどの歯科医院がアナフィラキシーショックに備えてアドレナリンを常備しています。
歯科の麻酔でもショックはありえますから。
とにかく無事に講習会を終えてきました。
すると家に帰るまでにメールが来る来る!!!
ニュースに映ってたよとw
隣の先生がマスコミにコメントを求められていた際に映り込んでいたようで。
気づかれた方はまた院で教えてくださいね(当院の数少ないブログの読者さんへw)。
6月からワクチンの出務に行くことになりますが気を引き締めて頑張ってきたいと思います。
7月の日曜日はワクチン出務2回、休日診療1回、講習会1回w
海の日とスポーツの日はしっかり休みたいと思いますwww
仲井